5月3日(日)  亀に魔性、CHARAの仕掛けた魔法に首ったけ!?



 これまた前日同様、大宮エリー作、藤井保撮影のスチールによる幕間映像「未亡人と犬」が、参加者を心地よく鎮める中、ハウスバンドステージに、メンバーがゆっくりと上がっていきます。

 そして中央ステージには、CHARA!

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 真っ赤な情熱の限りを尽くしたかのような衣装を纏ったCHARAが、まるで舞い降りた天使のようにステージを激しく動き、時にシャウト、時に囁き、あっという間に空間を自分のモノにしていきます。そう、いつだって彼女の歌は「バラッドだから歌い上げて」とか「ハードな歌だけシャウトしていい」みたいな音楽の定型を、あっさりと小気味よく壊していきます。この日もまさにそう。肩の力を抜いた手拍子が、館内を包み込みます。

「楽しいですね、音楽。亀田さん、ありがとう! 私もやってみたい、CHARAの恩返しとか」と絶妙なMCをし、「亀田さんはいつも私のことをチャラオって言うんです」とこれまた絶妙の関係を披露しながら、どんどん歌い続けるCHARA。彼女のポップは音楽が伝えられる最高の「ビター&スウィート」ですが、その苦みばしったスイートネスがハウスバンドの「音の錬金術」と相俟って、独特の輝きを放っています。

 チャラオ!という歓声も飛ぶ中、なんというか「眼力の強い音楽」とでもいうのでしょうか? 真正面から人の心にアピールしてくるCHARAのヴォーカルが、静かな覚醒感のようなものを響かせていきます。僕らは今、何も考えずに、ただただこの歌に乗っかって波間を漂えばいいんだ、みたいな「安堵感」を彼女の歌がもたらす中、

「あれ、あったまっているのはアタシ達だけ? みんなどう?」とボーイズ&ガールズを誘導し、おまけに「亀田さん、今日で終わっちゃうの寂しくない? もっとやっちゃう?」と煽ったCHARA。煽られた我らが亀ちゃん、思わず「ツアーやっちゃおうか!」というCHARAの誘いにその場の勢いで乗りそうになってます。
 一緒に音楽を創りあう者たちのコミュニケイションって、こんなにも可愛いんですよ!

 昨日の椎名林檎とは性質の異なる「魔性」が、どんどん突っ走ります。角度のついたステージをヒラヒラと駆け上り、「なんで抱きしめたいんだろう?」って、そんなこと言われたらもう、みんなモータウン風の2ビートに合わせて手拍子足拍子でCHARAの成すがままっす。 武道館が、「こりゃ一本取られました」とばかりに緩やかに揺れながらCHARAのダンスを歌を歓迎します。負けずに亀ちゃんもホップ・ステップ・ジャンプ!!
 音楽遊園地、完全にあったまりました!

@ Tomorrow
A Cherry Cherry
B o-ri-on
C FANTASY
D あたしなんで抱きしめたいんだろう?

鹿野 淳(MUSICA
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