5月2日(土) 1マイク&2ターンテーブルが恩返しにやってきた! すげえぞ、KREVA!!



 秦くんで染み入った胸に、再び大宮エリー作の幕間映像「未亡人と犬」の後編が流れる。いろいろな「ありがとう」があることを優しく伝えた映像が終わった瞬間、レコードがこすれる音が激しく鳴った。

 おっと、今さっきまでハウスバンドがいたステージに、DJ SHUHOが上がっている。そして軽やかなステップ踏んで登場したのはKREVA! 武道館ではキック・ザ・カン・クルー時代から数々の伝説を描き続ける男、KREVAが、盟友と呼ぶべき亀田誠治からのエールに誘われてここに降臨だ。

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 ミドルペースのリラックスしたビート感の中、奔放な足取りで「大きく三つに分かれたステージ」を歩きラップするKREVA。
「日本で一番スペシャルな会場、日本武道館を、もっとスペシャルな場所にするぜ! 紹介しよう!」――あぁー言いたい。けど言えない。しかし、ここでみんな待望のコラボが展開されたのだ。詳しくは「明日のレポート」で(ごめんな!)

 KREVAの素晴らしいところは、自分が考えたアイディアやキメを、自分が一番喜んで楽しんで、そしてカッコいいと思っているところだ。これってちょっと見では「おかしいこと」と思うかもしれないが、そうじゃない。僕らはいつだって僕ら自身が一番のサポーターであり、自分を駆り立てることによって、いつだって「明日」が訪れる。そんなこと誰だって知っているのに、誰もが恥ずかしがって辿り着けない「俺、最高!」への道。それをKREVAはいつだってベストポジションから放ってくれる。
「今日しか聴けない歌を、もう1曲」と見事なMCでフロアにガイドしながら、さらにスペシャルなコラボが続く。「今、日本で一番幸せなのは、みなさんとぼくたちです」、ほら、KREVA、お前の笑顔が今日も最高のハピネスを生み出しているじゃないか。

 時を越えて出会った最高のコラボが終わった後も、KREVAの黄金ショウはまだまだ続く続く。
 ここでさらにとんでもないことが!
 なんとKREVAはここで、「この日のための新曲」を作って披露するというのだ。
 リリースの予定も何もないまっさらな、これからどうなるかわからない新曲、あー、ここだけは言わして欲しい。タイトルは――。

「恩返し」

 お前は凄いよ、自分だけのためじゃない、誰のためだっていつも100パーセント! しかも出し惜しみいさいゼロで、見事にいつもいつも絶え間なくやらかしている。この曲だって、サビメロ、最高じゃないか。KREVAも踊っている。亀田さんもベーシストとしては信じ難いほど踊り走り、はしゃいでいる。あー、またストリングス隊の大手を振った手拍子に誘われる!  ここはとんでもない、愛に満ちたスペシャルな音楽空間だ!!!

 最後の最後まで、切なく胸を掻き毟る曲と腹を抱えるMCを駆使して、KREVAの初日は終わった。この男、明日は明日できっと全然別のサプライズとセンチメンタルを爆笑を持って来てくれる筈だ。眠れねえなあ、明日のことを考えちゃうと!

鹿野 淳(MUSICA)
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